健診異常・二次検査について
会社や自治体の健診、人間ドックなどで「尿潜血」「尿たんぱく」「PSA高値」などを指摘された場合、自覚症状がなくても重大な病気が隠れている可能性があります。
当院では、泌尿器科専門医が再検査・精密検査・結果説明まで一貫して対応します。必要に応じて連携医療機関へご紹介いたします。
このような指摘・通知を受けた方は
ご相談ください
- 尿潜血(+〜+++)と言われた
- 尿たんぱくが出ていると指摘された
- PSAの値が高い(基準値超え)
- 腎臓に石や腫瘤の疑いがある
- 腹部エコーで異常を指摘された
- 便潜血・腹部CTなどで泌尿器の異常を指摘された
尿潜血
尿検査で血液反応が出る状態です。目で見て赤くなる「肉眼的血尿」と、顕微鏡でしか確認できない「顕微鏡的血尿」があります。膀胱がんや腎臓がん、尿路結石、膀胱炎などが原因となることがあり、特に無症状でも重大な病気が隠れていることがあります。
以下の検査で原因を評価します。
- 尿検査(尿定性、尿沈渣、尿細胞診など)
- 血液検査
- 超音波検査
- レントゲン検査
- 膀胱鏡
- CT、MRI検査
尿たんぱく
尿たんぱくは、尿中に通常より多くのたんぱく質が含まれる状態で、一時的な生理的変化(激しい運動・発熱・脱水など)でも出ますが、慢性腎臓病(糖尿病性腎症、IgA腎症など)や糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、高血圧性腎障害、膠原病などの病気が原因になることもあります。進行すると腎機能低下につながるため、早期発見と生活習慣改善を含めた管理が重要です。当院では以下の検査で原因を評価し、必要に応じて腎臓内科と連携して診療します。
- 尿検査(尿定性、尿沈渣、尿細胞診など)
- 血液検査
- 超音波検査
PSA高値(二次検査)
前立腺がんの早期発見に有用なマーカーです。
基準値(通常4.0ng/mL)を超える場合、前立腺の触診、経直腸エコー、MRIなどを行い、必要に応じて前立腺生検を専門施設で実施します。
「経過観察でよいか不安」「紹介状が必要か迷っている」方へ
泌尿器疾患は症状が出る前に進行することもあり、早期評価が重要です。
当院は紹介状がなくても受診可能です。健診結果の用紙をご持参ください。